みうらじゅんと宮藤官九郎の世界全体会議【書評】この本は、馬鹿らしいようでいて、確信をついています。「男と女の違い」という、人類の長きに渡る問題を、オモシロおかしく、まるで居酒屋トークのような気軽さで聞いていられる本に仕上がっています。私は思わず声を漏らして笑ってしまいました(笑)みなさんも、晩酌をしながら読んでみては、いかがでしょうか。※:本書には、性的な表現も含まれるため、苦手なかたはご注意ください。この本の魅力を知っていただくには、まずは目次を見ていただいたほうが話が早いです。一部をご紹介いたします・なぜ男と女はわかりあえないのか?・なぜセッ〇スの最中に笑ってはいけないのか?・チ〇コはデカいほうがいいのか?そうでもないのか?・なぜデリヘルで「チェンジ!」と言えないのか?・なぜ男はハゲを恐れるのか?・なぜ男はオッ〇イが好きなのか?・男はどうやって枯れていくのか?目次の内容だけで、もう他の本と違うことがお分かりいただけたと思います。長年にわたって人類を悩ませてきた問題を、実力も個性も確かなふたりが、小難しい表現を使わずに語り合っているのです。タイトルも面白いんです。一見すると、「堅い話なのかな?」「おもしろいの?これ」と思ってしまう表紙とタイトルなので目立ちませんが、なかを見ると、だんだんとジワってきます。「なーにが世界会議だw」と思ったのもつかの間、「なるほど~」と引き込まれている自分がいる。そんな不思議な魅力を放っています。まさに、著者のふたりそのものです。学術的に正しいかどうかはさておき、われわれ男性としても、そして忌避感がなければ女性のかたも、晩酌をしながらこの居酒屋トークに浸ってみてください。きっと、笑みがこぼれるはずです!納得させ、笑わせてもくれる本書は、酒のお供におすすめです!!笑2020.10.15 08:28
1時間で10倍の成果を生み出す最強最速スキル 時給思考【書評】多くの日本人は、毎日忙しく働きながらも、理想の自分の姿を実現することもなく、心と体を消耗しています。本日ご紹介する本の著者である金川氏は、これについて「時給思考がないからではないか」との見解を述べています。2020.08.19 22:00
ここからセクハラ!【書評】セクハラ根絶の旗を掲げているかのように、「セクハラ」という行為に対してやや攻撃的な表現も交えながらも、結果的にそれがユーモラスな表現として成立しているという独特な書き方に感じました。2020.08.15 22:00
小笠原流礼法入門 - 日本人のこころとかたち【書評】立ち方や座り方、食事のマナーなど、日本では作法について、さまざまな決まりごとがあります。それらのマナーを細かくまとめようものなら、何百・何千ページにも及ぶ、とても分厚い本が出来上がってしまう事でしょう。あまりにたくさんあるため、すべてを覚えることは大変なことです。そのため、マナーについて学ぶことをつい疎かにしてしまいがちです。この "マナーが疎かになる原因" として筆者は、われわれが「礼法」というものを堅苦しく考えすぎているからであると、本書の中で述べています。2019.08.26 22:00
焼肉屋は 食べ放題なのに なぜ 儲かるのか?【書評】食べ放題コースのある飲食店は、ファミリーレストランなどにみられるように、数多くある。同様に、ポイントサービスを導入しているお店もまた、あらゆる業態で増えている。しかし、これらの「仕組み」について、きちんと理解している人はどれほどいるだろうか。かく言う私も、何気なく使っているだけで、ちゃんと調べたことは無かった。何気ない興味関心から、今回はこの本を読んでみた。2019.08.25 22:00
心をつかむ!新しいビジネスマナーの基本【書評】この1冊で、社会人に必要なマナーが身につきます!社会人デビューの若い方に限らず、30代以上の方でも自身の振る舞いを見直すきっかけに最適な本です。2019.08.22 22:00
最高のチームに変わる「仕組み」のつくり方【書評】かつて「仕事は先輩の背中を見て覚える」というのが当たり前の時代だった。そして、がむしゃらに働き、上司に認められて出世をし、高い給料を得る。それが普通の望みだった。しかし、現代の若い世代は必ずしもそうではない。いわゆる出世欲というものが少なく、残業の少ない職場で働くなどして「自分の時間」を求める傾向が高くなっている。若者たちのこの発想を「トータルリワード」という。2019.08.19 22:00
死ぬこと以外かすり傷【書評】みなさんは、日々の仕事をどのようにこなしているだろうか。ただ何となくで行うばかりでは、どんな仕事も「つまらない仕事」になってしまう。そして、そのような人は「つまらない仕事をする、つまらない人間」になっていく。・仕事がつまらない・日々がつまらないそういう人は勿論のこと、「これから、何をどうしよう…」といったような、漠然とした不安や悩みを抱えて足踏みしている人に、ぜひ読んで頂きたい一冊を紹介したい。2019.08.18 22:00
「さみしさ」の研究【書評】「さみしさ」を感じるのは、どんなときだろうか。友達を作らずに過ごす学校生活?楽しかったお祭りの後?恋人と別れたとき?慣れない1人暮らし?夫婦のすれ違い生活?すべて「さみしさ」なのだろう。だが、払拭する術が思いつくのなら、ぜひ試してもらいたい。上にある一例であれば、とりあえず友達や恋人を作れば何とかなりそうだ。気にならないくらい趣味や仕事に打ち込むのもよいだろう。そのため、本書の内容は若い方にはピンとこないかもしれない。なにしろこの本は、「昔はよかった」というように、御年72歳の筆者が、かつてを懐かしみながら書いた本なのだ。そのため、特に昭和の時代を生きた方に、この本は手に取ってみてもらいたい。西城秀樹や松方弘樹の活躍を知っている若い方であれば、平成世代でも楽しめるかもしれない。2019.08.15 22:00
「女子」という呪い【書評】「男以上に成功するな」「早く結婚しろ」「家事も育児も女の仕事」今となっては時代錯誤な話だが、それでも今尚、このような話しは至る所で続いている。そんな女性の生きづらい現状が、この本には綴られている。2019.08.14 22:00
ぼくはきっとやさしい 【書評】「男メンヘラ、果敢に生きる。恋に落ちるのは、いつも一瞬、そして全力」(本書の帯より)主人公は、良くも悪くも自分に正直。自分の感じた気持ちを、感じたままに相手に伝える。それを相手が受けいれてくれると思ってなのか、たまに突飛なことも言ってしまう。その結果、ふられるだけでは済まないトラブルも抱える羽目になるのであった。2019.08.12 22:00