「さみしさ」の研究【書評】
「さみしさ」を感じるのは、どんなときだろうか。
( 'ω'o[ 本書の内容をご紹介 ]o
未練たらしいのはやめにしようぜ。要するに、自分の年齢にウソをついちゃいけないってことなんだ。アンチエイジングなんて言葉が流行ってるけど、そんなの自分の歳が恥ずかしいといっているようなもんでさ。
女が若さにしがみつくのはまだわかるけど、男が若さを振り返るのはとにかくカッコ悪いぜ。
よく言うんだけど、男はアンチエイジングより「エイジング」じゃないか。ウイスキーだって、エイジングを重ねて上物になるんでね。そう考えりゃ、何も怖いことはない。歳を取ったのを上手く利用して、世間の目なんて気にせず、自分がいいと思ったことをドンドンやれるようになるし、言えるようになるんじゃないか。
ビートたけし
— がんちゃ (@Gunmard0609) February 10, 2019
「さみしさ」の研究
普段話さない内容だろうと思い即購入。老いや孤独、先立たれる事の寂しさなどが語られています。
やや重いテーマにもかかわらず相変わらずの「たけし節」に時々口元が緩みつつ巨匠の考え方など学ばさせて頂きました。
昨年12月出版
時事ネタ多くて読み易かったです pic.twitter.com/z6ZsrDCs2l
【 本書のポイント 】
本書では、迫りくる「孤独」や「死」について、様々な観点から、たけし節全開で語られているのだ。
話の中で、出会いの場でもあるテレビ業界についても触れている。テレビの世界にも、筆者には思うところがあるのだと言う。
また、最近の数少ない高視聴率番組が「笑点」である点から、陰鬱な気持ちにもなるのだという。
「あれ、さみしさの研究はどこに行った?」と思う節もあったが、この脱線していそうな感じもまた、たけしっぽさを感じられて良い。
昭和世代の方であれば、おもわず「そうだそうだ!」と思ってしまう内容になっている。
今の人生が窮屈に感じている方には、ぜひ読んで頂きたい。
【目次】
はじめに
第1章 老い、孤独、そして独立について。
第2章 友の死、さみしいね。
第3章 ニッポン社会も老いている。
< おまけ > 2018最旬人物「ヒンシュク大賞」
おわりに
小学館新書
189ページ
2018年12月5日初版第1刷発行
著者 ビートたけし
1947年東京都足立区生まれ。漫才コンビ「ツービート」で一世を風靡。その後、テレビ、ラジオのほか映画やアートでも才能を発揮し、世界的な名声を得る。97年『HANA-BI』でベネチア国際映画祭金獅子賞、『座頭市』で同映画祭監督賞を受賞、著書に『ヒンシュクの達人』『テレビじゃ言えない』(小学館新書)など。
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