正しい本の読み方【書評】
型通りの教育に一石を投じる
この本は、タイトル通り「本の読み方の本」です。先に挙げた「大人のための読書法」とあわせて読むと、より理解が増すため、ぜひ試してみてください!
本書では、そんな読者の助けになるべく、本を読むことの楽しさと喜びを伝えています。
本とは何か、文学とは何かなど、知っているようで知らない、深く考えてこなかったことを教えてくれる良書です。
( 'ω'o[ 本書の内容をご紹介 ]o
本は、字で書いてあります。字は、言葉を写し取ったものです。写し取る前の言葉は、声です。声は消えてしまいますが、字は残ります。繰り返して読めます。覚えなくても、字に書いてあれば『ああ、そうか』とわかります。いまの言葉で言えば、外部記憶です。
本を書いた人が死んでも、本は残る。考えてみれば、これはすごいことです。だから、本は、ものを考えた昔の人の死体です。
本を書いたのは、必ず誰か他人です。だから、本を読むとは、他人に関心を持つということなんです。
『#正しい本の読み方』 #橋爪大三郎 著
— 浅野 泰平✡✧読書アカウント (@asapon_yomyom) May 30, 2019
本とは、著者が命を削って、過去の経験や思想を書き記した、価値あるものである。
そのため、本は人間が形を変えた「人間のようなもの」と言える。
友達になるかのように本と関わることによって、人生の選択に役立つ #教養 を、学ぶことができる。#読了 pic.twitter.com/2zz0UAkSd3
薄いながらも、見応えたっぷりな「教養書」
加えて「著者が選んだ難易度別おすすめ本100冊」の特別付録ページもあり、これらは哲学に興味のある方へのおすすめポイントになります。近頃は「まんがでわかる!」などの本も多数出版されており、難しい本でも漫画と絡めて読むことが出来ます。そのため、特別付録ページで紹介されている本の、マンガ版が出ているものを探して読んでみるという方法が、手軽でおススメです!
「哲学っぽい話はちょっと難しいそうだし…」という方でも、本書を中古で購入いただく、あるいは図書館で借りるなどして、興味を持った項目だけでも読んでみてください!
世代を問わずオススメしたい一冊です。
『正しい本の読み方』橋爪大三郎(講談社現代新書)なんか…買っちゃった。自分は本が読めているののか、正しい読み方があるのか。数学や歴史、文学、哲学が何のために必要なのか教えてくれる。世界の古典読むべき本リスト付き。学生の頃に読むべきだった。https://t.co/IyVPZJ3brB #八画文化の窓 pic.twitter.com/FIHFbKVYGu
— 八画文化会館@夏コミ8/12(月)西ち01a (@hakkaku_culture) February 8, 2018
【目次】
はじめに
第一章 なぜ本を読むのか
第二章 どんな本を選べばよいのか
第三章 どのように本を読めばよいのか
第四章 本から何を学べばよいのか
< 特別付録 > 必ず読むべき「大著者100人」リスト
第五章 どのように覚えればよいのか
第六章 本はなんの役に立つか
第七章 どのようにものごとを考えればよいのか
終 章 情報が溢れる現代で、学ぶとはどういうことか
おわりに
講談社現代新書
248ページ
2017年9月20日第1刷発行
著者 橋爪大三郎 プロフィール
1948年生まれ。社会学者。東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。東京工業大学名誉教授。著書に『はじめての構造主義』『はじめての言語ゲーム』(ともに講談社現代新書)、『ほんとうの法華経』(ちくま新書)、『戦争の社会学』(光文社新書)など。
最後まで読んで頂きありがとうございます。 当ブログの記事がみなさまの読書のお役に立てれば幸いです。 また読みに来ていただけると嬉しいです。
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